2023.12.11
第6回天野フォーラム 顛末記
日時:令和5年11月22日(水)11:00-19:00
会場:ホテルクラウンパレス浜松、4階 芙蓉の間
会場参加者は、約55名、リモート参加者は約20名だった。1部は、令和5年後期博士課程修了生の成果発表会、令和3年度研究助成発表会、及び特別講演である。2部は、懇親会とした。
後期博士課程修了生の発表会は、4大学から推薦された学生が、博士論文の内容を中心に発表をした。豊橋技術科学大学は、修了生の留学生が帰国しており不参加だった。4階の会場は、前回の3階に比べ天井が高く、スクリーンも大きかった。研究助成は、二酸化炭素分離膜の合成法と地震波観測のための小型衛星の設計についての発表であった。
特別講演は、豊橋技術科学大学の高山孝太郎教授によるスマート農業について講演頂いた。光合成量と二酸化炭素の関係を数値化し、収量に関係づけることができるとの検討結果を紹介していただいた。特に夜間も光合成を継続することが、植物に対するストレスにならないかとの意見もあった。温室内の空気成分、光強度、微量環境成分などの制御が重要である。弁舌さわやかな講演で、お話に聞き入ってしまった。閉会のあいさつでは、修了生に対し創立者天野修一翁の「鈍・根・運」を紹介し,はなむけとした。
引き続き、懇親会の会場に移り、参加者の交流を行った。遠方からの参加者もあり、宿泊する大学もあった。会場のスクリーンの配置、修了生の講演時間は25分と短くても良いのかなとの意見もあった。Zoom中継のカメラの電源が充電切れをおこした。予備バッテリーが必要である。