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2026.11.04

日時計をつくろう!講座を開催しました

2026年8月8日(土)、9日(日)

公益財団法人天野工業技術研究所では、小学生を対象とした「日時計づくり講座」を開催しました。両日とも同じ内容で実施し、多くの子どもたちと保護者の皆さまにご参加いただきました。

本講座は、当研究所の研究員が新たに企画・運営した科学体験講座です。テーマの選定から講義内容の作成まで試行錯誤を重ね、子どもたちに科学の面白さを分かりやすく伝えるため、事前の検討や説明の練習を何度も行いながら準備を進めてきました。
講座の冒頭では所長より、「日常の中で『なぜだろう』と疑問を持ち、自ら考えることを大切にしてほしい」というあいさつがありました。科学は身近な疑問から始まります。参加した子どもたちは、その言葉を受けながら講座に臨みました。
当日は多くの子どもたちと保護者の皆さまにご参加いただき、「太陽と影の関係」をテーマに講座を開催しました。

太陽と影から時間を知る

講座では、まず太陽の動きや影の変化について学びました。
普段は当たり前のように時計を使っていますが、時計のない時代には、太陽の位置や影の動きを観察することで時間や季節を知っていました。
講師は、地球の自転や太陽の見かけの動き、影の長さや向きが変化する仕組みなどを分かりやすく解説しました。子どもたちは熱心に話を聞きながら、太陽と時間との関係について理解を深めていました。

講師:安間研究員

自分だけの日時計を製作

講義の後は、実際に日時計づくりに挑戦しました。
参加者は、文字盤や方位磁石、水準器などを用いて、自分だけの日時計を製作しました。工作の時間には、部品を慎重に組み立てたり、仕組みについて質問したりする姿が見られました。
完成後は屋外へ移動し、日時計を水平に設置して北の方角へ合わせ、実際に太陽の影を利用して時刻を読み取りました。

影の変化を観察

屋外では、一定時間ごとに影の位置を観察し、時刻によって影が少しずつ移動していく様子を確認しました。
参加者は、自分たちで作った日時計と実際の時計を見比べながら、「本当に時間が分かる」「影が動いている」といった発見を楽しんでいました。
教科書の知識として学ぶだけでなく、自ら製作し、観察し、確かめることで、自然の仕組みを身近に感じる貴重な機会となりました。

さいごに

今回の日時計づくり講座は、当研究所の研究員が新たに立ち上げた科学教育活動として開催しました。
子どもたちに科学の楽しさを伝えるため、研究員たちはテーマ選びから教材づくり、講義内容の検討まで多くの時間をかけて準備を進めてきました。専門的な内容を分かりやすく伝える難しさもありましたが、子どもたちが真剣に取り組み、次々と疑問や質問を投げかける姿に、科学への興味や探究心の芽生えを感じることができました。
講座終了後のアンケートでは、子どもたちから高い満足度が得られたほか、同伴された保護者の皆さまからも、「実際に観察しながら学べて理解しやすかった」「子どもが楽しみながら学んでいた」など、多くの温かいご意見をいただきました。
当研究所では、このような体験を通じて、未来の研究者・技術者の卵たちが科学への興味を深め、自ら考え、挑戦する力を育んでくれることを願っています。
今後も、科学の裾野を広げる活動を継続し、一人でも多くの子どもたちが「なぜだろう」と考えるきっかけに出会えるような機会を提供してまいります。