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2025.08.18

細江天野記念館が開館しました

2025年8月5日、当財団設立65周年を記念し、細江天野記念館を開館いたしました。

記念館は、当財団の設立者でありアマノ株式会社の創業者でもある天野修一(1890–1976)が晩年を過ごした細江の地に整備したものです。

天野修一は、1931年(昭和6年)に国産初のタイムレコーダーを開発したのをはじめ、一眼レフカメラ「アマノ66」タイムスタンプ、さらに動力計をはじめとする計測機器の分野で数々の開発に携わりました。

これらの業績により、日本の工業技術の発展と国産化に大きく貢献し、1958年には紫綬褒章を受章しています。

この受賞を契機に、それまで自らが貯蓄してきた財を日本の工業技術の研究開発と発展のために役立てたいと考え、1961年(昭和36年)に私財を投じて当財団を設立しました。

本記念館では、代表的な発明品や資料を展示するとともに、天野修一が実際に用いた机や愛用品を配置した「執務室」を再現し、彼の思想と歩みを伝えています。

また、当財団が推進する工業教育振興事業の一環として、小中学生を対象とした「アマノ科学教室」の一部講座を当館にて開催し、子どもたちが科学や工学に親しむ場として活用してまいります。

細江天野記念館は、研究・教育の拠点であると同時に、一般の方にも広くご覧いただける施設です。見学は予約制となっておりますので、当財団ホームページの「細江天野記念館見学申請ページ」よりお申し込みください。